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「壮絶な更年期体験が導いた性差医療」天野惠子氏
- 2021/10/22
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今回は、天野惠子氏に「壮絶な更年期体験が導いた性差医療」をテーマにお話を伺いました。
「壮絶な更年期体験が導いた性差医療」
天野恵子氏
循環器内科医、NPO性差医療情報ネットワーク理事長
1回目「壮絶な更年期体験が導いた性差医療」
性差医療研究・実践の第一人者で、「NPO法人性差医療ネットワーク」や「性差医療・医学研究会」(現・「日本性差医学・医療学会」)の創設をリードしてきた天野先生。なぜ性差医療を世に問うたのか――そこにはご自身の壮絶な更年期体験があった。その人の人生までをも左右する性ホルモンの影響を考えるとき、男性の医学、女性の医学があってしかるべきと説く。
2回目「長年患ってきた症状が、漢方で癒えるとき」
性差医療の実践の場として始まった「女性外来」。エストロゲンの影響は心身の全体に及び、じつに多様な症状を訴える方が多い。そこに漢方はうまく作用し、ときに驚くほどの効果を発揮するという。一から漢方を学ぶために始めた勉強会は、今も続いている。西洋医学のモノサシで漢方を解明しようという研究も進んでいるようだ。
3回目「ドクターショッピングの最後にたどり着く場所」
更年期症状は、検査で異常が見つからず、すっきりと改善しないことが多い。女性特有の症状として、個々の状況を把握したプライベートメディスンのノウハウが必要だと天野氏は語る。女性外来では、初回は対面での診察にたっぷり1時間をかける。そうしなければ適切なアドバイスはできないのだという。