甜茶

  • 甜茶ポリフェノールがアレルギー症状を緩和

なぜ体にいいのか

甜茶は、中国南西部の山岳地帯に生息するバラ科の植物。正式名称を甜葉懸鈎子(てんようけんこうし)という。甜茶の葉には、甜茶ポリフェノール、ルブソサイドをはじめカリウム、カルシウム、マグネシウム、亜鉛、鉄などのミネラルが含まれる。葉に甘味があるのが特徴で、これはルブソサイドという甘味成分が関係している。
甜茶に含まれるポリフェノールには、抗アレルギー効果があるとして注目されている。アレルギーは、体内に備わっている免疫機能が異物に過剰反応し、抗体ができることによって起こる。例えば花粉などの異物が侵入すると、Bリンパ球でIgE抗体が作られ、肥満細胞に付着する。その後再び花粉が体内に侵入すると、IgE抗体が抗原成分をキャッチして肥満細胞に伝える。肥満細胞はこれを排除しようとしてヒスタミンなどの化学物質を放出し、これらの化学物質が過剰に血管や神経を刺激することで、くしゃみや鼻水、目のかゆみなどのアレルギー症状を引き起こしてしまう。
甜茶には、ヒスタミンなどの化学物質が放出されるのを阻害する成分が含まれているが、その働きをしているのが甜茶ポリフェノール。花粉症のほかにもアレルギー性鼻炎などにも効果があり、しかも抗アレルギー剤や抗ヒスタミン剤を服用することであらわれる眠気などの副作用がない。
さらに甜茶ポリフェノールには、体内で糖質分解酵素を抑制する働きがあり、食後の急激な血糖値の上昇を抑える効果が期待できる。そのため、インスリンの過剰分泌も抑えられるので、糖尿病や高血圧予防にもつながる。ほかにも歯周病の予防や歯周病に伴う口臭予防にも効果があるようだ。

ここに注意

甜茶は「甘いお茶」を意味し、アカネ科、ユキノシタ科、ブナ科のものもある。しかし甜茶ポリフェノールを含むのはバラ科の「甜葉懸鈎子」だけなので注意が必要だ。

摂取方法について

花粉症対策には、花粉が飛ぶ2週間~1カ月前くらいから飲み始めると効果的なようだ。抗アレルギー効果を得るためには、甜茶エキスとして1日120mg程度が必要といわれている。目安としては、甜茶2~3gを熱湯500mrに入れて2~3分煮立てる。食間や寝る前に飲むと効果的だ。(早川)

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