花粉症

メカニズム

花粉症はアレルギーの一種。体に侵入した異物を排除するために備わっている免疫が、本来は無害であるはずの花粉に異常反応してしまい、いき過ぎて自分自身にも害を与えてしまう。体の中にある抗体と花粉に含まれる抗原が肥満細胞の表面で反応すると、肥満細胞に含まれるヒスタミンやロイコトリエンといった刺激性の強い化学伝達物質が放出される。その結果、くしゃみ、鼻水、涙目、目の充血などの症状が出る。花粉症は都市化と密接に関係している。地面が舗装されて花粉が土に吸収されないこと、大気汚染、ダニやカビによるアレルギー性疾患の増加、ストレスによる自律神経の乱れ、偏食、添加物など、さまざまな要因が絡み合っている。花粉症の対策は、まず花粉を寄せつけないこと。メガネ、マスク、帽子などで侵入を防ぎ、家の中に花粉を持ち込まないようにしたい。帰宅時にはうがい、手洗い、洗顔で花粉を洗い落とそう。

解消・予防のためのアドバイス

タバコ、アルコール、不規則な生活、肉中心の食事、偏食は症状を悪化させる要因になる。和食中心のバランスよい食生活を心がけ、刺激物は避けること。ヒスタミン、ロイコトリエンの働きを和らげるのにはビタミンCが有効だ。マグネシウムにはヒスタミン放出量を抑え、DHA・EPAのオメガ3脂肪酸にはロイコトリエンの生産を抑える効果がある。粘膜の強化にはβ-カロテン、セレン、亜鉛を。セレンにはロイコトリエンを破壊する効果も期待されている。これらはマルチビタミン・ミネラルで補給しよう。ポリフェノールなど抗アレルギー成分を含む植物やハーブのサプリメントも出回っている。くしゃみ、鼻水、かゆみには、ヒスタミンを抑制する甜茶やバラの抽出物を。鼻づまりにはロイコトリエンを抑えるシソや柿の葉、西洋フキ(バターバー)を。抗体の過剰生成を抑えるネトル(西洋イラクサ)は花粉症初期に使うといい。また、花粉症は腸内細菌のバランスが崩れると発症するという説もあり、そのバランスを整える乳酸菌サプリメントもある。いずれも花粉シーズンの2~3週間前から摂取し、早めに対処することが大切だ。(福田)

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