ハトムギ

  • 新陳代謝を促し、美肌を作る

なぜ体にいいのか

芳ばしい香りで親しまれているハトムギ茶の原料であるハトムギは、中国南部や東南アジアを原産地とするイネ科の植物だ。
漢方薬に用いられるヨクイニンは、ハトムギの種の殻を除いて乾燥したもので、消炎鎮痛剤として効果があることが古くから知られている。また、栄養価も高く、現在でも健康茶、水あめ、濃縮エキスなどに広く利用されている。
ハトムギはタンパク質、カルシウム、鉄、カリウム、ビタミンB1などの成分を豊富に含んでいる。
なかでもこのタンパク質は良質のアミノ酸でできている。良質なアミノ酸は新陳代謝を活発にする働きが普通の穀物より高いといわれており、ハトムギが肌荒れや吹き出物など肌のトラブルに効くのは、このためとも考えられるのだ。
また、ハトムギには利尿作用があることから、むくみなどの症状に効果的に働き、神経痛やリウマチによるこわばりを和らげる、といった相乗効果も期待できる。
さらに、ハトムギは古くから民間療法でイボに効くとされてきたが、これは成分の中のコイケノライドによって腫瘍が抑制されるためだと考えられる。したがって、ガンの疑いがある人は、腫瘍の抑制を目的にサポートする食品として摂取することも検討に値するだろう。

ここに注意

ハトムギの効力は穏やかに現れるが、体質によっては合わない人もある。特に妊婦は、服用する際には注意が必要だ。

摂取方法について

ハトムギの実の殻を取り除き、煎じてハトムギ茶にして服用するのが一般的だが、最近ではティーバッグ入りの手軽なものも市販されている。摂取量は、煎じたものをだいたい1日3回に分けて飲めばよいだろう。1日当たりの量は約15~30gを目安に。

食品豆知識

ハトムギから加工したものに「ハトムギ糖」がある。これはハトムギの種を砕いて酵素を使って糖化させたもの。甘味料であるが、ハトムギの栄養成分はほぼ残した状態なので、砂糖より栄養価が高い。砂糖の代わりに利用できる。 (早川)

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