むくみやすい

メカニズム

体内の水分は、細胞内、血液中、細胞間隙(かんげき)にバランスよく分布し、栄養や酸素を体に運んだり、老廃物を排出するなど重要な役割を担っている。しかし、何らかの理由でそのバランスが崩れ、細胞間隙に余分な水分がたまってしまうと、むくみ(浮腫)が起こる。むくみには、全身性浮腫と局所性浮腫がある。全身性浮腫は、うっ血性心不全など心臓の病気による全身の血液循環機能の低下、腎炎やネフローゼ症候群、肝硬変などによる血中のアルブミン減少、甲状腺の機能異常、貧血などが原因で生じる。妊娠中毒症も全身性浮腫が起こる病気である。局所性浮腫は、血管や骨盤内の病気が原因で生じる。女性は男性よりも、むくみやすい。筋肉量が少なくて血管も細いため、下肢から心臓へと血液を送り返す力が弱いからだ。月経前に決まってむくむ人もいる。これは、排卵から月経までの黄体期には、黄体ホルモンの影響で体内に水分を抱えこみやすくなるからだ。更年期の症状として、むくみを訴える人もいる。また、原因がはっきりしない突発性浮腫は女性に多くみられる。一晩寝れば解消するむくみは、一過性のもの。セルフケアで対処できる。しかし、むくみが1週間以上続いたり、尿量が減る、血尿がある、体重が急激に増えたときなどは病気が疑われるので早めに受診を。

解消・予防のためのアドバイス

むくみは、極端なダイエット、タンパク質不足の食事、塩分過多でも起こり得るので、食生活を見直すことが大切だ。筋肉を鍛えたり、ウォーキングや水泳などで血液やリンパの流れを促進するのも効果的。冷暖房過剰の暮らしをやめ、体温調節機能を正常にさせることも大切だ。足のマッサージ、半身浴も血流促進効果がある。ストレスや疲労はむくみを悪化させるので、十分な休養も必要だ。余分な水分を排出するのはカリウム。バナナ、キュウリ、リンゴなどに多く含まれる。ハーブのフェンネル、イラクサ(ネトル)、西洋タンポポにも利尿作用がある。また、マメ科のハーブであるメリロートには静脈循環の改善効果が認められている。心臓機能を高めて血流を改善するコエンザイムQ10もおすすめだ。(対馬、川嶋)

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