海洋深層水

  • ミネラルの宝庫「深海」からの贈り物

なぜ体にいいのか

海洋深層水とは、一般的に海面下500~600mから汲み出される海水のこと。海洋深層水のルーツは大西洋グリーンランド沖。北の海で冷やされ、重くなった海水は深海に沈む。そして海洋循環によって膨大な年月をかけて大西洋・太平洋・インド洋・南極海域と、地球をひとめぐりする。
太陽の光や熱が届かない深海をめぐるこの海水は常に低温に保たれ、微生物や病原菌が生活できないために水質は非常に清浄である。また30気圧という猛烈な水圧下で長い年月をかけて形成されたために、その性質が非常に安定していることが特徴だ。
海面から蒸発した水は雨となって地表に降り注ぎ、溶け出したミネラル分は海へ運ばれる。こうして長い年月を経て海には膨大なミネラルが供給されてきたのである。河川水や海洋生物に起因する有機物は海の表層部で分解され、清潔な元素に還元されてしまうことが、近年の深海開発の進歩で明らかになってきた。
深海から汲み上げた海水から塩化ナトリウム(塩)を除去すると、カルシウム、マグネシウム、カリウムを代表とするミネラルイオン、生命活動に必要な微量ミネラルを含む約60種類ものミネラル分が豊富に溶けこんだ「水」が得られる。これがサプリメントとして有効な海洋深層水である。
こうしたミネラルたっぷりの海洋深層水を治療に用いた結果、アトピー性皮膚炎の患者の約60%に有効性が認められたという医師からの報告がある。また、実験段階ではあるが、飲用していれば総コレステロール値が下がることもわかってきた。これらの結果をもたらしている具体的な成分やそのメカニズムは未知の部分がまだ多いが、研究は盛んである。

成分豆知識

今、海洋深層水は、発酵食品への利用が急速に広まっている。清酒や味噌、醤油の仕込みに使うと、麹や酵母の増殖が活発になることがわかっている。これはマグネシウムやカリウムなどのミネラルによる働きと考えられている。
海洋深層水の利用はこのほかにも、スポーツドリンク、海洋深層水のミネラル分を残して作られた塩、豆腐などの食品をはじめ、化粧品や入浴剤などにも広く活用されはじめている。アトピー性皮膚炎によいとされる入浴剤も発売されているので、覚えておくといいだろう。摂取量は、1日の水分補給量とすると1r~1.5r。朝起き抜けや入浴後などが吸収率もよい。(早川)

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