月見草

  • γ-リノレン酸が体内機能を正常に保つ

なぜ体にいいのか

月見草はアカバナ科に属し、学名をメマツヨイグサという。英語ではイブニング・プリムローズと呼ばれ、欧米でも薬用植物として使われてきた。
月見草の種子にはリノール酸とγ-リノレン酸が含まれている。特にγ-リノレン酸については、天然物のなかで含まれているものは数少ない。しかも月見草種子の脂肪酸のうち7.5%を占める。
γ-リノレン酸から作られるジ・ホモ-γ-リノレン酸はプロスタグランジンというホルモン様の生理活性物質の原料になる。プロスタグランジンが少なくなると、ホルモンバランスの乱れや子宮内膜が正常に機能しないなど、さまざまな障害が起きてくる。
月経の前になるとイライラしたり頭が痛くなるなど不快な症状を感じるPMS(月経前症候群)も、プロスタグランジンがきちんと機能していないために起こると考えられており、実際にγ-リノレン酸を補給すると症状が緩和することも明らかになっている。
アトピー性皮膚炎についても同様で、γ-リノレン酸由来のプロスタグランジンがうまく働かず、炎症物質の過剰生成が起こり、アトピー性皮膚炎を発症しやすくなる。さらにγ-リノレン酸は皮膚の表皮細胞に必要な成分で、不足すると水分の調節異常が起こり、乾燥を引き起こしてしまう。これも症状を悪化させる一因になる。γ-リノレン酸がアトピー性皮膚炎に効果があるということも、臨床試験で明らかになっている。

摂取方法について

γ-リノレン酸の含有濃度8%で規格化された月見草オイルのサプリメントを基準に考えると、アトピー性皮膚炎の症状の緩和には、成人で1日6~8g、PMS症状の緩和には1日3g程度が摂取の目安。
しかしアトピー性皮膚炎の場合、γ-リノレン酸を摂りすぎても逆効果になってしまうので注意が必要だ。EPA(エイコサペンタエン酸)と一緒に摂ると効果が持続するという報告もある。
γ-リノレン酸は酸化しやすい成分なので、ビタミンEなどの抗酸化作用のある成分との併用が望ましい。まれに消化不良、軽い下痢などの症状が出ることもある。

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