シソ・シソ油

なぜ体にいいのか

薬味や刺身のツマなど、日本の食卓の名脇役として欠かせないのがシソ(大葉)だ。メインの食材でないためか意外に知られていないが、栄養価はきわめて高く、カロチン、カリウム、カルシウム、鉄、各種ビタミンを豊富に含む。特にカロチンはすべての野菜の中で最高の含有量を誇っている。「紫色で生命を蘇らせる」という意味の名を持つシソは、古くから発汗作用、胃の働きの促進、利尿作用に優れた効果があるといわれ、漢方でもおなじみの生薬だ。
このシソの実、または同じ仲間にあたるシソ科の「エゴマ」から抽出される油には、α-リノレン酸(=シソエキス)という必須不飽和脂肪酸が含まれており、含有量が70%ほどの割合を占めている。
このα-リノレン酸はn-3系で、n-6系のリノール酸とは種類が違う。α-リノレン酸には別の効力が期待できるということで話題になっている。
そのひとつに、免疫を調整する機能がある。野菜をはじめとするさまざまな食物に免疫機能を活性化する作用があることは知られているが、免疫が過剰に働くことで炎症やアレルギーといった症状の引き金になり得ることがある。体内に入ってきた抗原に抗体が反応してヒスタミンなどの科学物質が放出されるが、これにシソの実油のα-リノレン酸が効くというのである。不足するとうつ病のもとになるという報告もあり、脳細胞の活性化の作用もまた注目されている。
さらに、体内で代謝されるとDHAに変化するとの研究結果も明らかにされており、細胞を活性化するといった効果が期待されるところである。

摂取方法について

シソ油は、体にいいとはいっても油の一種であることに変わりはないので、過剰に摂ると肥満につながるので注意。また酸化しやすく加熱調理には適さない。サラダやマリネに利用するといいだろう。

成分豆知識

α-リノレン酸の供給源には、ほかに亜麻仁油がある。また、青魚に含まれるEPAやDHAは、α-リノレン酸と同じ仲間の脂肪酸だ。(早川)

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