植物ステロール

  • 悪玉コレステロールに働く天然成分

なぜ体にいいのか

植物ステロールは、果物、野菜、植物油、ナッツ、穀物に含まれているステロールという成分の総称。
主なものにスチグマステロール、ベータシトステロール、カンペステロールなどがある。
植物ステロールには、食物に含まれるコレステロールを体内に吸収されにくくする働きがある。
食べ物に含まれるコレステロールは、胆汁酸と結合して小腸で吸収されるが、植物ステロールを摂っておくとコレステロールの代わりに胆汁酸と結びつく。これは植物ステロールとコレステロールの構造が似ているためで、これによってコレステロールの吸収が阻害される。吸収されなかったコレステロールは、便となって体外に排出されていく。
その結果、血中の悪玉LDLコレステロールを低下させる。
さらに植物ステロールの中のベータシトステロールには、免疫機能を高める力もあり、ナチュラルキラー(NK)細胞に働きかけて細菌に感染した細胞を死滅させる働きを強めてくれる。これにより、例えばガンに侵された細胞の進行を抑制するという効果も期待できる。

摂取方法について

コレステロール値は、高くてもほとんど自覚症状がないものだが、放置し続けると動脈硬化を引き起こしたり、さらには心筋梗塞や脳出血など深刻な病につながっていく危険性がある。
コレステロール低下に威力を発揮する植物ステロールだが、定期的に食べないと効果は期待できない。血中コレステロール値に効果があらわれるまでには2~3週間かかるうえ、逆に植物ステロールを摂らなくなると、血中コレステロールも3週間以内にもとのレベルに戻ってしまうといわれている。
植物ステロールは野菜、穀物、果物に含まれているが、特にゴマ、落花生、大豆に比較的多く含まれる。植物油ならコーン油やひまわり油、マーガリンなどだ。普通1日の平均摂取量は200~400mgといわれている。最近はコレステロール値を下げるといううたい文句のクッキングオイルも発売されており、これらには植物ステロールの含有量が多い。(山口)

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