植物性油脂類(オリーブ油、大豆油など)

  • オレイン酸がコレステロール値を低下

なぜ体にいいのか

動物性油脂にはすべてコレステロールが含まれるが、植物性油脂にはない。
植物性油脂には色々な種類があるが、これは脂肪酸の組成が違うためだ。植物性油脂の成分の90%は脂肪酸。およそ40種類あるこの脂肪酸のうち、性質を決めるカギとなるのは、オレイン酸、リノール酸、α-リノレン酸の3つである。
リノール酸は不足すると、皮膚炎、抜け毛、ホルモン異常などを引き起こす。リノール酸は体内で作ることができないため、必ず食べ物から摂らなければならない必須脂肪酸である。血中コレステロールを下げる効果があるが、摂りすぎると善玉と呼ばれるHDLコレステロールまで減らしてしまうこともある。リノール酸は熱にあまり強くないので、ドレッシングなどに、熱を加えずに使うとよい。
一方オレイン酸は、悪玉コレステロールだけを下げる効用があるとされる。リノール酸と違って加熱による酸化の心配がないので、料理などに使うことができる。
オレイン酸を多く含む植物性油脂の代表的な存在が、オリーブ油である。75~80%がオレイン酸で占められているため、血圧降下の効用があるとされる。オリーブ油に血圧降下作用があるとされるもうひとつの理由は、特に一番搾り(エクストラバージンオイル)に抗酸化剤であるポリフェノールの含有量が多く、それが血管の拡張を助けるためでもある。
大豆油はリノール酸を約55%含むほか、動脈硬化や心臓病に効果のある大豆レシチンなども含まれていることがある。
月見草油もリノール酸が成分の主体だが、γ-リノレン酸を天然の状態で含んでいるのが特徴である。γ-リノレン酸は、ふつう、リノール酸が体内で転換してできる脂肪酸で、さらにプロスタグランジンというホルモンに変わる。

ここに注意

体によいからといって、摂りすぎるとカロリー過剰を招く。特にリノール酸を摂りすぎると、花粉症、アトピー、喘息などのアレルギー症状が出たり、ガンの誘因にもなることがあるので注意が必要だ。(早川)

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