メリロート

  • 手足のむくみを改善し、血行を促進する

なぜ体にいいのか

メリロートはヨーロッパからアジアに自生するハーブ。別名スイートクローバーともいわれ、古代から消化不良や頭痛などの薬として使われてきた。メリロートに含まれる成分「クマリン」は、静脈圧を下げ、血液循環を改善し、リンパ液が細胞外に浸出するのを防ぐ作用があるので、特に足や腕のむくみに効果がある。
そもそもむくみはなぜ起こるのか。原因のひとつに静脈圧の低下が挙げられる。血管には、動脈と静脈があり、動脈は心臓から送り出された新鮮な酸素や栄養分を運んでいる。静脈は各細胞から二酸化炭素や老廃物を運んで心臓に戻る働きがある。
動脈の場合、心臓(ポンプ)の押し出し力が強いので、血液は常に滞ることなく流れているし、圧力が高いため脚の先まで血液が送られる。しかし長時間立っている、または座っている状態を続けると、静脈の血液を心臓に戻す力は弱くなり、そうすると静脈内で血液が滞ってしまい、血液中の水分だけが浸み出してしまう。これが脚、特に太もも部に溜まり、むくみを引き起こしてしまうのだ。
リンパ管でも同様のことが起こる。リンパ管は老廃物など細胞間に捨てられた不要物を身体の外へ運び出す役目を担っているのだが、ずっと同じ姿勢を続ける、または足を組むなどで股関節のリンパ管を圧迫すると、リンパ液が下半身に溜まってしまう。血行が悪くなることで手足の冷えも併発し、さらに下半身の水分調節がうまくいかなくなるという悪循環に陥る。
そうすると皮下組織にある脂肪細胞に老廃物が入り込んでセルライトのもとになる。するとますます血管やリンパ管を圧迫して血行が悪くなり、セルライトも肥大化してしまう。一度セルライト化した脂肪は、運動やダイエットではなかなか除去されない。
メリロートは静脈の血流を改善し、さらにリンパ管にも作用してリンパ液の流れを促進させるので、むくみ改善に効果が期待できる。さらに有効成分のクマリンには、静脈瘤や血栓症の治療効果も期待できるため、いろいろな研究がなされている。

摂取方法について

むくみ改善のためには300mg~3g程度。メリロートの服用で肝機能障害が引き起こされるという報道もあるが、これはダイエットなどの要因が考えられる。一日の摂取量を守れば問題ない。(山口)

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