ホスファチジルセリン

  • 脳細胞を活性化し、記憶力・集中力を高め老化を防止する

なぜ体にいいのか

ホスファチジルセリン(PS)はリン脂質(レシチン)の一種で、細胞膜を構成する重要な成分である。また神経細胞にとっても欠かせない成分である。
ホスファチジルセリンは、加齢に伴って生じる神経伝達障害、代謝減退、脳内での神経接合の脱落により起こる記憶、判断、思考、集中力や平衡感覚などの低下に対し、脳の栄養素として働き、修復あるいは改善するといった効果がある。
特に脳神経細胞の膜は脳細胞が本来の機能を発現する上で、重要な役割を担っているが、細胞内への栄養素の取り込みや老廃物の排出には細胞膜中のホスファチジルセリンが深く関与し、脳細胞の正常化をはかっている。
ホスファチジルセリンを投与し、脳の機能に及ぼす影響を調べた研究は数多くあり、記憶・判断・抽象的思考や物事に対する注意力・集中力の著しい向上、脳のα波リズムの高まり、そして不眠や無感動・自閉的な症状の改善などが報告されている。

ここに注意

比較的多い用量を、最低でも1~2カ月間は摂取を続けないと期待通りの効果は現れにくい。したがって、サプリメント製品としてもホスファチジルセリンの含有量が多いほどいい。含有量の少ない製品は、いくら摂取しても期待される効果はほとんど出ないので、製品ラベルをしっかり読んで含有量を調べてからの購入が賢明だ。
飲み方は、食事と一緒の服用が望ましいことも覚えておこう。ちなみに、臨床上の副作用に関する報告はまったくない。
他に脳に関連するものとしては、ホスファチジルセリンを行き渡らせやすくさせ、記憶力をサポートするのにはテルペンラクトンを、脳の栄養素を補うのにはDHAを一緒に摂るとよいといわれている。

成分豆知識

ホスファチジルセリンを摂取すると約30分で血中に現れ、さらに数分後に肝臓への取り込みがはじまり、その後、血液脳関門を通過して脳へ到達する。
製造原料として過去には動物由来のものを使用していたが、現在では植物由来(大豆など)の原料を使った製品が多くなっている。(浜田)

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