クランベリー

  • 尿のpHバランスを正常にし、泌尿器系疾患を改善する

なぜ体にいいのか

クランベリーはもともと日本やヨーロッパ、北アメリカの寒冷地に自生するツルコケモモ科の小果樹で、サクランボのような赤色の実をつける植物。現在はアメリカにおいて品種改良が加えられ、広く栽培されている果実である。古くから尿道炎や膀胱炎をはじめとする泌尿器系疾患に効果があることで知られ、アメリカ先住民の生薬としても用いられてきた。
尿路感染症の対策には酸性物質である馬尿酸が有効だといわれているが、クランベリーはそのもとになるキナ酸という成分を含んでいる。
キナ酸は肝臓で代謝されると馬尿酸に変化し、尿のpHバランスを正常に保つことで感染菌の増殖を抑制。老廃物の排出を助け、症状の改善を促すのである。
また、含有成分のひとつであるブドウ種子ポリフェノール、プロアントシアニジンには感染菌が尿管の上皮に付着するのを防止する作用があるほか、口内でも同様に抗菌効果を発揮し歯周炎のもとになる歯垢を防ぐ働きも期待できる。
特有の赤い色素アントシアニンもポリフェノールの一種で、抗酸化作用が非常に強くコレステロール値の上昇を防ぐ効用も認められているため、心臓病の多いアメリカでは、民間療法として一般的に用いられることが多い。
さらに、ビタミンC含有量はオレンジやアセロラよりも多く、壊血病や風邪の予防にも有効とされている。

摂取方法について

品種改良が進んでいるとはいえ、そのまま食べるには酸味や苦味、渋味が強すぎる。日本では果実のまま手に入れることは難しいが、豊富に流通しているアメリカでは料理用のソースやジュース、菓子といった加工品として、あるいはほかのものと一緒に摂取することが多い。泌尿器系疾患に効果を期待するなら、かなり多量に摂らなければいけないため、ジュースやサプリメントで摂取するのがおすすめだ。
また、尿路感染症の改善にはクランベリーを摂取するほかに、アルカリ性の野菜や炭酸飲料などを控え、尿をできるだけ酸性に保つことを心がけよう。水分を多めに摂ることも忘れずに。(山口)

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