フェヌグリーク(コロハ)

  • 血糖値の上昇を防ぐ効果をもつ最古のハーブ

なぜ体にいいのか

フェヌグリークは、古くから中近東、アフリカ、インドで栽培されている1年草の豆科の植物。日本ではコロハと呼ばれる。最古のハーブともいわれ、昔から食用や薬用に用いられており、特に種子はカレーなどの香辛料として使われたり、インドの調味料であるチャツネの主原料にもなっている。日本では、わずかにカレー粉の原料として使われる程度であまりなじみがないが、アフリカ、インドでは種子を発芽させたものはモヤシとして、さらに生の葉も食べられているようだ。
フェヌグリークの効果として注目されているのが、血糖値が上がるのを防ぐ作用。これには、種子の胚乳に含まれるガラクトマンナンという物質が働いているとされる。私たちが摂った食物の糖質は、吸収されやすいようにブドウ糖に分解され、腸管で吸収されて血中に流れる。ガラクトマンナンの作用についてはまだはっきりとわかっていないが、ブドウ糖の腸管からの吸収を阻害するため、血糖値が上がらないのではないかといわれている。
血糖値が下がれば、インスリンの分泌も抑えられる。インスリンには、血液中の糖を筋肉や肝臓などに取り込む作用と余った糖を脂肪細胞へ運んで蓄えさせる作用があるので、インスリン自体の分泌を少なくすれば脂肪合成を抑えられると考えられる。結果的に肥満防止にもつながる。
さらに種皮にはサポニンという成分がある。サポニンは、えぐみや渋み、苦味の成分。サポニンは水と脂の両方に溶ける性質をもち、血管内の脂肪を除去したり、血中コレステロールを低下させるなど、血流改善の働きがあることがわかっている。
フェヌグリークには、血糖値を抑える効果に加えて、コレステロールと中性脂肪を下げる作用もあるといわれているが、サポニンの血流改善作用が関係していると考えられている。

摂取方法について

食品としては日本ではあまり知られていないが、錠剤などでサプリメントとして入手できる。サポニンには溶血作用があるため過剰摂取は禁物だが、1日の摂取量を守れば心配はない。ただし糖尿病治療薬などをすでに使っている人は、医師に相談のうえ併用したほうがいい。(山口)

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