フコイダン

  • ヌルヌル成分が免疫力をつけ、身体を守る

なぜ体にいいのか

海藻の表面にある独特のヌルヌルした成分のひとつがフコイダン。「フコース」という単糖類を主成分とする多糖類で食物繊維の一種だが、海藻の中でも昆布、ワカメ、モズク、ひじきなど褐藻類と呼ばれる種類だけに含まれている。
フコイダンには、外敵から体を守る「免疫システム」を助ける働きもある。加齢、活性酸素、ストレスなどで体内での免疫力は少しずつ低下してくるが、弱っているところにウイルスなどが侵入してくると病気になってしまう。フコイダンは、細菌に感染した細胞を死滅させる働きをもつナチュラルキラー(NK)細胞の活性を高める作用ももっている。さらに血液中のコレステロールや中性脂肪を抑える働きもある。
また独特のヌルヌルはフコイダンのもつ硫酸基の特徴だが、このヌルヌルで胃の粘膜を保護し、ピロリ菌などを吸着して体外に排出する効果もある。ピロリ菌は胃の弱った部分にくっついて増殖し、胃潰瘍などの原因となる菌だ。さらに、すでに炎症を起こしている部分にも働きかけ、修復してくれる作用もある。
またフコイダンには、細胞のアポトーシス誘発作用があるのではないかといわれている。アポトーシスとは、「自滅」のこと。実証はこれからだが、ガン細胞にアポトーシスを起こす実験結果もある。

摂取方法について

フコイダンを多く含むのは、海藻の中でもモズク。また沖縄モズクはフコイダンの含有量が高く、高純度のフコイダンを抽出しやすいという特徴がある。
フコイダン含有量はモズク酢一杯分(約40g)で1008mg、ひじきの煮物40gで約680mgある。一日の摂取量の目安は、約1000mgといわれているので、これだけで一日分が補える。ほかにもワカメの味噌汁で45mgのフコイダンが含まれている。コンブもダシをとるだけでなく、おでんなどにいれて丸ごと栄養素を摂取したほうが効果的だ。これらの植物には、ビタミンやミネラル、食物繊維も豊富に含まれているので、できるだけ毎日摂るようにしたい。
日本有数の長寿県である沖縄では、コンブの炊き込みご飯やモズクの雑炊などまるごと食べる習慣もある。ちなみに焼きのりやサラダに使われるトサカノリや寒天の素のテングサには含まれない。(山口)

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