ヤマブシタケ

  • 脳神経を活性化して痴呆を予防・改善

なぜ体にいいのか

ヤマブシタケはサンゴハリタケ科に属する食用キノコで、中華料理ではフカヒレ、ナマコ、熊の手と並ぶ珍味として古くから珍重されており、近年では日本国内でも栽培されている。ヤマブシタケは、キノコの実の部分、子実体と呼ばれる部分の姿が山伏が着る袈裟の紐飾りに似ていることから、この名がついた。白くて丸いその姿から、地方によっては「ウサギタケ」、中国では「猴頭(猿の頭の意)」などともよばれている。ヤマブシタケにはその学名に由来するヘリセノン、エリナシンと呼ばれる物質が含まれており、このうちヘリセノンCとエリナシンAに関しては、動物実験で学習能力や記憶力の向上に対する効果が確認されている。脳機能を健康に保つためには、神経成長因子=NGFと呼ばれるたんぱく質が正常に機能しなければならない。ヘリセノン・エリナシンはこの神経成長因子=NGFの合成を促進し、正常に保つ働きがあるという。老人性認知症のひとつであるアルツハイマー病は、原因について特定されておらず、決定的な治療法が確立されていないが、アルツハイマー病患者の脳では、神経細胞に対して毒性を持つアミロイドβペプチドというたんぱく質が蓄積して、細胞を死滅させることが一因といわれている。実験では、ヤマブシタケはこのアミロイドβペプチドのもつ毒性を抑制する作用を示した。認知症や生活動作などの改善を調べるヒト臨床試験でも効果をあげており、現在も研究が続けられている。ヤマブシタケにはほかにもキノコに特徴的なβ-グルカンが豊富に含まれ免疫力を活性化してくれる。また、ヤマブシタケは食物繊維やビタミンB群、カリウム等のミネラルも豊富に含む栄養食品だ。

摂取方法について

ヤマブシタケは生のものを加熱調理して食用にするのも良いが、乾燥したものではエルゴステロールという成分が増える。このエルゴステロールという成分は、光に当たるとビタミンDに変化してカルシウムの吸収を高めてくれるのだ。また、生のキノコを大量に食べると下痢などを起す場合もあるので、キノコはなるべく過熱して食べ過ぎないようにすること。高温乾燥させたものや粉末に加工されたものなどを上手に利用したい。(早川)

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