ヨモギ

  • 活性酸素から身を守り、血行を促し体調を整える

なぜ体にいいのか

冬枯れの草の中から、春を告げるかのようにいち早く顔をのぞかせる緑がヨモギ(蓬)である。ヨモギは日本各地に自生し、人家近くでもごく普通にみられるキク科の多年草で、地下茎を伸ばしてよく繁殖する。
日本人にはきわめて身近な存在で、若苗をゆでて餅につきこんだ草餅、団子にまぜたよもぎ団子の、あの独特の香りに郷愁を覚える人も多いだろう。
これはあながち迷信とはいえない。ヨモギは古くから切り傷、食あたり、下痢止めなど外用・内服を問わず利用されてきた、日本人に身近な薬草でもあったからだ。そればかりか、夏、よく茂った葉を刈り取って乾燥させ、臼でついて綿毛を集め、灸の「もぐさ」としても利用してきたのだ。
ヨモギは日本だけでなく、漢方では「がいよう」と呼び健胃・鎮痛剤に、ヨーロッパでもリウマチや不妊に効果のある薬草として用いられてきた。
ヨモギの葉に含まれる成分には、ビタミンA、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンC、鉄、カルシウム、リン、多糖類、酵素などがある。それらの中でも、特に含有量が多いのはビタミンAである。
ヨモギの主な効用についてあげると、ビタミンAは活性酸素の害から体を保護し、ガンの予防が期待できる。また、精油成分であるシネオールやα-ツヨンは独特の香りを楽しめるとともに体を温める、胃腸を丈夫にする、冷え性、腰痛、生理痛、生理不順、筋肉痛、神経痛、リウマチ、喘息、気管支炎、貧血、整腸などに作用する、さらに食欲も増進させる。そのほか、優れた止血作用も認められ、細胞や血管の老化防止にも役立つ。

摂取方法について

漢方薬として売られる乾燥葉は煎じて飲んだり、薬湯にする。お茶用の乾燥葉は健康食品店でも手に入る。日陰干し葉を煎じてハチミツを加えて飲むと、かんの虫に有効といわれ、ヨモギとショウガを同量煎じて飲むと、血便に効果があるといわれている。乾燥した葉を水から沸かして薬湯にすれば呼吸が楽になり、体が温まる。根を漬けこんだ日本酒は喘息防止にもなる。(早川)

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