免疫ミルク

  • 人に有効な抗体によって腸内環境を整える

なぜ体にいいのか

生まれたばかりの赤ちゃんには、身体を守る機能は備わっていないが、母乳を飲んで母親から抗体をもらうことでさまざまな病原菌やウイルスの危険から守られている。この母子免疫のしくみに着目し、アメリカのスターリ研究所が開発したのが免疫ミルクだ。
免疫ミルクは、人が感染しやすい26種類の悪玉細菌を無害化し、ワクチンとして乳牛に繰り返し注射する。すると牛の体内で抗原抗体反応が起き、人に対して有効な抗体が生産される。その成分を含んだ牛乳を搾取し、粉ミルクにしたものだ。
免疫ミルクには、タンパク質、カルシウムなどのほかラクトフェリンやIgG抗体が含まれている。ラクトフェリンは免疫機能を高めることで知られているが、IgG抗体は細菌の侵入を防ぐ力を持っている。
わたしたちの身体は、皮膚や粘膜、マクロファージやリンパ細胞などで細菌から守られている。なかでも食べ物といっしょに入ってくる細菌が腸壁から侵入しないようにするため、腸内免疫力を高めることが大切だといわれている。IgG抗体は、体内に侵入する悪玉細菌と結合し、体外に排出してくれる働きをもっている。腸内環境が改善され、便秘が解消されるといった効果も期待できる。
また最近、高齢者の生体防御機能を高め、慢性関節リウマチの症状改善に効果があるという研究結果もある。さらにアレルギー性ぜんそくや鼻炎の症状の緩和、コレステロール値を下げたり、血圧の上昇を抑えるといった作用も報告されている。

成分豆知識

免疫ミルクに含まれる抗体は26種類。食中毒や敗血症を引き起こすブドウ球菌や大腸菌、サルモネラ菌などのほかに肺炎や膀胱炎、腎盂炎を起こす菌などが抗原として接種され、免疫ミルクのなかで抗体となって効果を発揮する。

摂取方法について

免疫ミルクは、粉ミルクのほかに錠剤タイプ、顆粒タイプなどもある。摂取し始めると下痢を起こす場合もあるので、最初は1日20gくらいから徐々に増やしたほうがいいだろう。ただしミルクアレルギーの人は摂取を控えたほうがいい。(早川)

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