食欲がない

メカニズム

「お腹が減った」「満腹だ」という表現から、食欲は胃腸で感じているものと思われがちだが、食欲をコントロールしているのは、脳の視床下部にある摂食中枢(空腹中枢と満腹中枢)。視床下部からの命令を受け、脳下垂体が血糖値が下がると食欲が出るよう指示を出している。ストレスやうつ病で食欲がなくなるのは、脳下垂体が影響を受けるからである。胃にトラブルがあって、食欲がなくなることもある。高齢者の場合は、加齢によって胃粘膜の萎縮が進み、胃の働きが悪くなったり、胃酸分泌が低下して食欲が減退することがある。胃酸が分泌されるのは、自律神経の働きによるものだ。したがって若い人でも、ストレスや疲労がたまると、自律神経の働きが悪くなり、食欲が減じる。急に食欲がなくなったり、体重減少が続くときは要注意。消化器科を受診して、精密検査を受けること。腹痛、吐き気、下痢など、他の消化器症状が伴うときは、胃潰瘍など胃腸の病気の心配がある。また、若い女性で、見た目は元気そうでも、ひどく痩せてきて、生理が止まった場合は、本人に病気の自覚がなくても拒食症を考えること。精神面でのケアも必要になるので、専門家に相談しよう。

解消・予防のためのアドバイス

消化のよい食品を選んで食べ、ビタミン欠乏症や栄養不足にならないようにすることが大切。バナナは消化不良を緩和するうえ、カロリーも十分に摂取できるのでおすすめだ。どうしても食欲が湧かず、十分な栄養素を摂取できないような場合は、体に必要な各種の栄養素を含むマルチビタミン・ミネラルのサプリメントを活用してほしい。また食事の後、消化を助けるために消化酵素類を摂取するのも効果的。また、ビール酵母は食欲不振をはじめ胃腸のトラブルに有効だ。胃を正常に活動させるには、何よりもイライラを抑えることが大切。休息や気分転換でリラックスを。セントジョーンズワートなどのハーブを利用してもいい。胃を持ち上げるには、腹筋運動などを継続すると効果が期待できる。(後藤)

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