• 体に停滞する乳酸を抑制して疲労を回復する

なぜ体にいいのか

「ごはんと梅干しさえあれば」という感覚があるほど、日本人にもっとも親しまれている食品である梅は、強い殺菌作用で知られ、古来さまざまな民間療法に利用されてきた。「お茶に梅干しを落として飲む」「お弁当に梅干しを入れる」など、誰から教わるともなく家々に伝わる利用法の数だけ、その効用も幅広いものがある。そして青梅の果汁を搾ったものを長時間かけて煮詰めて濃縮したペースト状のものが梅エキス。サプリメントしての梅肉エキスをより有効に利用するためにも、その成分などには注目したいところだ。
梅肉エキスに豊富に含まれる酸味の成分は有機酸と呼ばれるもので、主にクエン酸、リンゴ酸、コハク酸、カテキン酸、ピクリン酸などがある。これらの有機酸が相まって作用することで、梅はさまざまな効き目を現している。
まず、有機酸は疲労の原因となる乳酸が、筋肉などに蓄積するのを抑制する働きがあり、疲労回復に役立つ。カテキン酸は胃腸の働きを活発にし、ピクリン酸は肝臓機能を活性化して新陳代謝を促す。
ピクリン酸が肝機能の働きを助けることで体に入ったアルコールを速く分解し、有機酸が疲労回復を増進するなど、二日酔いひとつに対しても含有成分が総力戦で働く梅肉エキスは、あらためて見直したい伝統的健康食なのだ。
また、梅の実から梅肉エキスを製造する過程でできることが発見された「ムメフラール」という成分も、サプリメントして注目したい物質だ。血流を改善する働きがあり、冷え性や肩こりなどに効くとされている。

摂取方法について

青梅には食中毒を起こすアミグダリンが含まれているが、梅肉エキスの製造過程で分解されるので心配はない。
梅肉エキスはお湯などに溶いて服用するが、ハチミツなどを加えると飲みやすくなる。梅肉エキス3g(小さじ2分の1)で血流改善の効果が認められているから、摂取量はこれを目安にするとよい。また烏梅(青梅の燻製)を食べても効果的だ。乗り物酔いには携帯に便利な粒状もある。(早川)

サプリメントデータベース

  1. サプリメントデータベース

    サプリメントデータベースは「素材」と、気になる体の「症状」の双方から情報を検索でき、 …

乳酸菌データベース

  1. 乳酸菌データベース

    乳酸菌データベースは、乳酸菌の「効能」と「分類」の双方から情報を検索でき、 …

発売中の書籍

ピックアップ記事

  1. 「サプリメント健康事典」出版記念シンポジウムのご報告
    2015年12月2日、『サプリメント健康事典』の出版記念シンポジウムが、神保町の学士会館で行われ…
  2. 「サプリメント健康事典」書籍紹介
    2015年4月の機能性表示改正後、初めての総合的なサプリメントに関する一般書として、集英社から出版さ…
  3. 今年、閣議決定を受けて食品表示に関する規制改革が進められ、43年ぶりの改正となる新たな食品表示制…
ページ上部へ戻る