アロエ

  • 胃腸の働きを活発にして、便秘を改善

なぜ体にいいのか

アロエはアフリカ原産のユリ科の多年草で、古くから利用されてきた薬用植物である。古代エジプトや古代ローマ帝国でも使用されたという記録があり、中国では「蘆薈」と呼ばれ、胃を丈夫にする、便通をよくする生薬として使われてきた。日本でも生のアロエの汁は、ケガや火傷、虫さされ、ひび、あかぎれ、水虫に効く民間薬として利用されてきた。
アロエは観葉植物として多くの種類が輸入されているが、このうち健康食品に利用されるのはキダチアロエとアロエベラである。また日本薬局方にある、医薬品に使用されているのはケープアロエで、これは便秘薬として使用されている。
アロエのさまざまな薬効をもたらす有効成分がこれまでの研究で多く判明している。生のアロエには独特の苦味があるが、これはアロインとアロエエモジンという成分によるもの。これらは胃液の分泌を促し、胃腸の働きを活発にする。アロエを切ったときに出る粘液には、抗潰瘍作用があり炎症もしずめるアロエウルシンが含まれている。アロエウルシンは、胃潰瘍などの潰瘍の部分を覆って症状を改善する効果がある。また血液を固める働きをもつため、びらん性胃炎による胃壁からの出血を止めるのにも有効である。アロミチンは、免疫力を高め、抗ガン作用がある。アロエチンは、抗ガン作用のほかに抗菌作用があり、切り傷や火傷にも有効だ。アロエボランは、血糖値を下げる働きがある。ムチン質は、乾燥肌に水分を補給する。このほかに、サポニン、ムコ多糖類、葉緑素、ビタミンA、B12、C、Eなどを含んでいる。

ここに注意

粉末、エキスを原料にした錠剤やドリンクなど、アロエを使ったサプリメントはさまざまだ。それぞれ成分量が異なるので、表示を確認して自分に合ったものを選ぼう。
また、アロエは体を冷やす作用や下剤作用があるので、冷え性の人や体が衰弱している人、月経中および妊娠中の女性は、使用を避けたほうがよい。
火傷の応急処置などで生のアロエを利用する場合は、苦味成分のアロインが皮膚を刺激する場合があるので、必ず皮を取って中のゼリー状の果肉部分を貼付する。またこの果肉は、生食もできる。(山口)

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