日本山ニンジン

  • さまざまな症状に関与し、体のバランスを整える植物

なぜ体にいいのか

日本山ニンジンは九州山中に自生するセリ科の植物(学名:AngelicaTurcijuga)。地元では「神の草」と呼ばれて珍重されてきたが、1980年代に入ってから成分の研究が進みその薬効に注目が集まっている。
有効成分としては、クマリン化合物、イソプテリキシン、アノマリンなどが含まれていることがわかっている。クマリンはセリ科の植物に多く含まれる物質で、血液循環をよくする作用がある。
日本山ニンジンの効用はさまざまだ。そのひとつにインスリンの分泌を増やし、働きを活性化する作用がある。これは、糖尿病の症状の改善に効果がある。
また血圧の上昇を抑える働きも認められている。血圧の上昇は、まず体内にあるレニンという酵素が血液中のアンジオテンシノーゲンに働きかけてアンジオテンシンIという物質を作り出す。次にアンジオテンシン変換酵素(ACE)が作用してアンジオテンシンⅡという物質が作られ、これが血管を縮めることで起こる。日本山ニンジンの成分にはこのACEの働きを阻害する働きがあり、血圧上昇に直接働きかけるアンジオテンシンⅡを作り出さないという効果がある。
またアドレナリンの作用を抑える働きもあり、これによって毛細血管の収縮を抑え、血流を改善したり、血糖値の上昇を抑えることができる。血流が改善されれば、肩こりや冷え性、頭痛などの症状も緩和される。
ほかにもNK細胞を活性化させて免疫機能を強化させたり、抗アレルギー作用、抗ガン作用をはじめとして、肌荒れや脱毛を予防する作用、肝臓への脂肪の蓄積を抑える作用、ガン患者の痛みの緩和作用などについて研究されている。

成分豆知識

日本山ニンジンの和名はイヌトウキというが、地域によってはヒュウガトウキとも呼ばれている。生薬として使われるのは根の部分で、4~5年かけて育てられる。

摂取方法について

粉末や錠剤のほか、エキスを使った商品もある。根を削り、30分ほど煎じて飲む方法もあるが、お茶として飲むなら粉末をティーバッグに入れたものを利用するほうがいいだろう。(早川)

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