サイリウム(オオバコ、プランタゴオバタ)

なぜ体にいいのか

サイリウムはオオバコ科の植物で、地中海地域やインドで主に栽培されている。種子は薄くて白い半透明の膜で覆われており、この膜がハスク(外皮)。ハスクには食物繊維が豊富に含まれており、食品として利用されている。
古くから便秘の治療薬として利用されてきたように、サイリウム種皮は整腸作用に優れている。それは、種皮に含まれる不溶性の食物繊維が水を含んで膨らみ、腸の蠕動運動を活発にして便の量を増やすためだ。水分を吸収すると、30~40倍に膨張するともいわれており、この特徴から、胃で膨れて満腹感を得られるのでダイエットにも効果がある。
またサイリウムの食物繊維は、不溶性と水溶性の両方の働きをもつという特徴がある。不溶性は先に挙げたように、水分を含んで膨らみ、便通を良くする働きがある。また腸内環境を整えるので、大腸ガンなどの予防にも効果がある。
一方、水溶性食物繊維は体内でゲル状になるという特徴がある。このため食べたものの移動が緩やかになり、消化吸収も遅くなる。つまり、急激な血糖値の上昇を抑えられるので、インスリンの大量分泌を防ぐことができる。そのためインスリンの不足から生じる糖尿病を予防することができる。また、血中コレステロールの上昇を抑制し、高脂血症、動脈硬化などを予防する効果もあるという。

成分豆知識

サイリウムは、地中海地域のオオバコ科のサイリウム、インド原産のプランタゴオバタの種皮(ハスク)を総称している。日本に自生するオオバコは種子が小さく収穫量も少ないため、サイリウムの原料としては利用されない。

摂取方法について

サイリウムは特定保健用食品の成分のひとつとしても利用されている。水で膨らむ性質があるので、必ず多めの水で摂取すること。ただし過剰に摂ると胃部膨満感や下痢などを起こすことがあるので注意しよう。また、サイリウムを摂っていると鉄分や脂溶性ビタミンの吸収が抑えられるという注意もある。鉄分なども同時に補いたい。摂取量は、サイリウム種皮末として約7gが目安だ。(早川)

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