ゴマ・ゴマ油

  • 体のサビを防ぐ抗酸化作用に優れる

なぜ体にいいのか

インドおよびエジプトを原産地とするゴマ。その香りのよさと栄養価の高さから、中華料理や日本の精進料理に欠かせないものとして昔から受け継がれている。タンパク質をはじめビタミンやミネラルなども豊富に含有するゴマは、肉食を禁じられた僧侶の健康を支える貴重な栄養源だった。
ゴマには、黒、白、茶、金の4種類があるが、なかでも抗ガン作用が高いものとして挙げられるのが黒ゴマだ。色素ポリフェノールのアントシアニンが免疫力を高め、抗酸化作用を発揮するのである。
白ゴマは、半分以上が油脂分になっており、ゴマ油の原料として用いられている。この油脂分には、不飽和脂肪酸リノール酸が特に多く含まれている。
ゴマに最も多く含まれるリグナン化合物セサミノールの効用も見逃せない。ゴマ油自体の変質を防ぐ抗酸化作用は、人の体でも働くのである。同じくセサミンは、アルコールの分解を助け、二日酔いを防ぎ肝障害を予防。ビタミンEとの同時摂取で、食物アレルギー抑制にも役立つと報告されている。

ここに注意

ゴマ油は油脂であるためエネルギー量が非常に高く、肥満の原因にもなりかねない。また、リノール酸は、過剰に摂りすぎるとガン細胞の成長を促進させたり、老化を促進したり、アレルギーを招く恐れもあるため要注意だ。

食品豆知識

ゴマ油には、色が濃く香りの高さが特徴の「純正」と、「太白」と呼ばれる透明で香りがまろやかなタイプとに分けられる。これはゴマの種類ではなく製法の違いによるもので、搾油に白ゴマと茶ゴマを用い、熱で煎ってから圧搾されるのが純正、一方、生のゴマをそのまま圧搾し精製するのが太白というわけである。
ちなみに、インドの伝承医学「アーユルヴェーダ」に用いられるのは、香りが穏やかな太白ゴマ油。額にゴマ油を連続的に垂らす「シロダーラ」は中枢神経を癒す方法として知られているほか、ゴマ油に含まれるセサモールの抗酸化作用を活用した「アビヤンガ」というオイルマッサージが有名である。(早川)

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