昆布

  • カルシウムが必要な成長期の子供に

なぜ体にいいのか

昔から海の幸の恩恵を受けてきた日本人にはお馴染みの昆布。褐藻類の昆布科で、マコンブや利尻コンブ、ナガコンブなど日本で採れるものだけでも27種が数えられる。
消化吸収が高い「ヨード(ヨウ素)」の含有率はほかの海藻類をはるかに上回っている。新陳代謝の活発化、甲状腺ホルモンを作る働きが報告されているほか、血管を若く保ち高血圧予防にも効果を発揮する成分であることがわかっている。また、多くの食品にみられるのが、カルシウムを上回る「リン」の含有量だが、昆布はリンが少なく、カルシウムを効果的に摂取できる食物といわれている。そのため、骨が弱くなる中高年や成長期の子供には積極的に摂取をすすめたい食品のひとつである。
また、塩素アミノ酸の「ラミニン」にも、血圧を下げる効果があり、長生きで知られる沖縄県をはじめ、日本国内の長寿村の日常食として、古くから伝えられている。

ここに注意

昆布にはさまざまな効用があるが、体によいからといって摂りすぎるのは、かえって別の病気を引き起こす原因になりかねない。そのひとつの例である甲状腺障害は、ヨウ素の過不足を無くすことが予防につながる。そのため、1g当たり1.3mgのヨウ素を含んでいる昆布の摂取は、1日に2mg以下に抑えることを、念頭に入れておいていただきたい。

摂取方法について

昆布をそのまま使うときは、うま味成分である白い粉を水で洗い流さないよう、ふきんなどで軽く汚れをとる程度にしておこう。だしを取る、ご飯を炊くときにお釜に一緒に加えるなどすれば、無理なく適正量の昆布が摂取できるのでおすすめだ。
また、昆布の中でも、根と茎にあたる「根昆布」は栄養価が高いことで知られているが、もともと硬い箇所で調理にも手間がかかるため、慣れない人はサプリメントなどで摂ったほうが効率的。乾物などのある程度加工されたものや、エキスを凝縮した粒状のサプリメント、ペーストや飲料などを活用するのもひとつの手である。(山口)

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