疲れやすい

メカニズム

疲労の原因のひとつは、疲労物質の蓄積。乳酸やアンモニアなどの疲労物質が体液を酸性に傾け、エネルギーのもととなるATP(アデノシン3リン酸)を働きにくくしてしまう。2つ目の原因は、神経系の疲労である。神経の疲れをとるには睡眠が不可欠。疲れやすいという人は、十分に睡眠時間がとれていない場合が多い。このほか、鉄欠乏性貧血によって疲労感が生じる場合もある。十分な休息をとっても疲れが残るようなら、栄養不足や病気が原因となっていることも考えられる。体のだるさ以外に発熱(微熱を含む)、筋肉や関節の痛み、食欲が落ちる、体重が低下するなどの症状があるときは、一度病院で検査を受けたほうがいい。疲労倦怠感は、悪性腫瘍、膠原病、ウイルスや細菌による感染症、肝臓や腎臓の機能異常、内分泌系の異常など、さまざまな疾患で起こる症状だからだ。精神的なものが、体のだるさの原因となっている場合も多い。食欲不振、頭痛、肩こり、腰痛などさまざまな不調を感じるが、検査をしても何も異常が見つからないこともよくある。原因不明で疲労倦怠感が長く続く「慢性疲労症候群」という疾患もある。女性は月経前や更年期に特に多く、ホルモンとの関係も深い。

解消・予防のためのアドバイス

エネルギー産生反応を促進し、蓄積疲労の解消に役立つのはビタミンB群。B群はお互いに作用を及ぼしあいながら物質代謝に関わっているため、B群として摂ったほうが効果が高い。マグネシウムもB群と一緒に糖や脂質の代謝、タンパク質やDNAの合成に関わり、かつ睡眠を深くする作用もある。ストレスで疲労が蓄積したときはB群とマグネシウムの組み合わせが効果的。ニンニクエキスはビタミンB1の効力を高め、疲労回復を促進する成分が多く含まれている。高麗ニンジンは血行促進や胃腸機能を高める。これらはストレスに対する抵抗力を高めて体質改善に役立つ。ストレスによって体内に増えた活性酸素にはビタミンEやC、コエンザイムQ10で対抗しよう。PMS(月経前症候群)に感じるだるさや不調にはγ-リノレン酸が有効だ。(福田、対馬)

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