関節痛

メカニズム

外傷や思い当たる病気もないのに、膝や股関節などが痛むことを関節症という。これは老化現象のひとつ。関節内の接する骨同士の表面を覆い、クッションの役割を果たしている軟骨が使いすぎですり減り、骨と骨がぶつかるために、痛みや炎症が起こるのだ。軟骨は、コラーゲン、コンドロイチンといった弾力性や保湿性に富んだ成分でできていて、クッションの役割のほかにも、カルシウムを骨に吸着させる働きもしている。これらの成分は老化とともに合成能力が衰え、減少していくのである。関節症のなかでも多いのが、変形性関節症だ。膝や腰椎、頸椎、股関節に起こりやすく、骨と骨がぶつかる摩擦によって痛みや炎症を繰り返すうちに、関節が変形してしまう。上半身の体重を支える股関節では、症状が進むと大腿骨骨頭壊死などの危険もある。重傷なら手術、さらに軟骨がすり減って全くなくなると、人工股関節の手術など大事に至る。当然、痛みで歩行は困難になり、日常生活にも支障が出てくる。膝の関節症は中高年の、比較的体重のある人に多くみられる。正座ができなくなったり、長く歩くと痛み出すなどつらい症状が出る。関節症の痛みは、初期は動かし始めだけに感じるが、進行すると運動で悪化する持続性の痛みとなる。炎症がひどくなると激痛を伴い、腫れたり水が溜まることもある。この場合は、なるべく関節を動かさないようにして、冷湿布をしたり、病院で水を抜くなどの処置が必要だ。

解消・予防のためのアドバイス

体重の増加が思い当たる人は、肥満の改善から進めていきたい。筋肉トレーニングが有効だ。もちろん、体から減少したグルコサミン、コンドロイチンなどをサプリメントで直接補うことも関節には有効だが、加重による関節痛の悪化はサプリメントでは防ぎきれない。特に股関節の変形がみられる人は肥満に注意しよう。カルシウムと、その吸収を助けるビタミンD、血行を促進して痛みを和らげるビタミンEを一緒に摂るのもよい。炎症を伴う場合は、活性酸素を除去するビタミンA、C、Eも摂るようにしたい。(佐藤、鹿島田)

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