スピルリナ

  • 多くの栄養素をバランスよく含み、総合的な栄養補給ができる

なぜ体にいいのか

スピルリナは、アラビア半島の死海や南米大陸に多くみられる高塩分の湖に繁殖する高タンパク質の藍藻(らんそう)類の一種である。日本人にはなじみが薄いが、16世紀のアステカ王国ではすでに食用にしていたといわれており、食品としての歴史は意外に古い。
スピルリナのタンパク質含有量は、乾燥スピルリナ100g中60~70gと大変多く、タンパク質のほか、ビタミンA(β-カロテン。その含有量はホウレン草の64~75倍)やカリウム、クロロフィルといった多種類の栄養素を豊富に含んでいるので、現代人の偏りがちな食生活の改善にはぴったりの食品である。
豊富な栄養素の中でもスピルリナに特有なのがフィコシアニンという青色の色素成分。抗酸化作用があることで注目されており、特にコレステロール値の低下に効果がある。これはコレステロールの酸化を防いだり、コレステロールを含む胆汁酸を包み込んで排泄させるためだと考えられている。
また、スピルリナの栄養素は一般食品に比べてその細胞壁が柔らかく、消化・吸収がよい。そのため、糖尿病やダイエットでエネルギー制限をしている人や肝臓病などで効率よく栄養を補いたい人にとっては好都合な補助食品といえるだろう。
体の機能を維持するために必要不可欠な必須アミノ酸。これは残念ながらわれわれの体内では作り出せない物質で、食べ物から摂取しなければならない。スピルリナはこの必須アミノ酸全9種類を含んでいて、不足を補う意味では最適な食品である。

ここに注意

スピルリナの葉緑素が分解されてできる物質フェオホルバイトは、皮膚障害を起こす原因となることがわかっており、含有量について厚生労働省が規制をしている。

摂取方法について

スピルリナの摂取方法としてはサプリメントが基本。スピルリナを乾燥させた粉末状のものを粒状に固めた錠剤が主流となっているが、ほかにも顆粒状やエキス剤に加工したタイプなどもある。1日の摂取量は2~6gを目安に摂りたい。(山口)

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