腰が痛い

メカニズム

腰の痛みは、若者からお年寄りまで、多くの人が一度は経験する。その原因のほとんどが医学的に特定できないため、「腰痛症」と総称されることが多い。一方、原因のはっきりしている腰痛もある。ひとつは、背骨の間でクッションの役割を果たしている椎間板が、何らかのきっかけで飛び出してしまい、神経を圧迫したり炎症を起こす椎間板ヘルニア。もうひとつは、椎間板やその周りの組織、背骨を固定しているじん帯などが老化によって弾力を失い、磨耗して脊椎が変形して起きる変形性脊椎症。このほか骨粗鬆症による圧迫骨折、腰部の筋肉や筋膜が炎症を起こすことによる腰部筋筋膜症、老化とともに増加する腰部脊柱管狭窄症などもある。これらは診察およびレントゲン、MRIなどで診断可能だ。腰痛症は過度なスポーツ、姿勢の悪さも原因となるので、10代の若者にも起こり得る。比較的若年期にケガ、急性の腰痛をたびたび経験している場合は、完治したと思っても、加齢による骨や組織成分の減少などがきっかけとなって慢性的な腰痛となって再発することもある。腰は腎臓病や婦人科系、尿管結石、腹部大動脈瘤など、急を要する内臓疾患が原因で痛む場合もある。断続的または持続的に痛んだり、発熱を伴うなど異変を感じたときは速やかに受診しよう。

解消・予防のためのアドバイス

腰痛予防には、長年、体がお世話になる背骨を労る生活に尽きるだろう。脊椎を支えている筋肉やじん帯などの組織に栄養を与え、血行をよくし、適度な運動で筋肉を強化し、背骨の負担を軽減すること。背骨は体を支える中心であるゆえに、加重による発症や患部の悪化も避けられない。体重の増加には十分注意しよう。骨と骨を支えている組織の成分であるコンドロイチンやコラーゲン、その吸収を高めるビタミンC、骨に必要なカルシウムとその吸収を助けるビタミンD、さらに軟骨の老化防止や変形した軟骨の再生に有効といわれるグルコサミンなども、サプリメントで効率よく摂取しよう。筋肉を作るプロテインも補給したい。(鹿島田、佐藤)

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