強化されたビフィズス菌

BF-1株は、菌の生存性を高めるために、ヤクルトが独自に開発した菌株です。同社が従来使用しているビフィドバクテリウム・ブレーべ・ヤクルト株から作られました。

ヤクルト株は、医療にも用いられている安定性の高いビフィズス菌で、生きて腸に届きます。それを新たに強化培養し、新しい菌株として誕生したのがBF-1株です。

胃の粘膜を守る

BF-1株は、他の乳酸菌、ビフィズス菌に比べ、胃細胞やムチン(粘性物質)に対して高い接着性を示すのが特徴です。

ラットの胃では、投与2時間後においてもBF-1株の接着が観察されました。このように胃の粘膜にくっつく力が強いことで、胃のむかつきなどの不定愁訴を緩和する作用があると考えられます。

また、BF-1株をラットに投与すると、胃の中でムチンの産出が進みます。つまり、BF-1株には、胃の粘液を増やして守る作用があるということです。胃の粘膜は、さまざまな刺激から胃を防御する役割を果たしますから、胃傷害を抑える効果につながります。

ストレスから胃を守る

健常人を対象としたBF-1株の発酵乳の飲用試験でも、次の3つの効果が得られています。

  1. ピロリ菌の活性抑制効果
  2. 胃粘膜の炎症抑制効果
  3. 胃の不定愁訴の改善効果

BF-1株は、ピロリ菌による炎症性物質の産生を抑制することが知られています。こうした働きは胃症状の緩和につながり、長期的には胃ガンの予防にも効果的です。これは、胃酸に強く、生きて胃粘膜に接着する力の強い乳酸菌ならではの効果です。

また、胃は自律神経の働きと密接に関わっているため、ストレスの影響を受けやすい器官でもあります。ストレス過多になると一時的に胃酸が過剰に分泌 され、胃の粘膜が傷つき、ひどい場合には胃潰瘍になってしまうこともありますが、BF-1株はいわば胃粘膜のガードを高める力を発揮します。

日ごろからストレスによる胃の不快感がある人におすすめの乳酸菌です。

BF-1に関連する乳酸菌

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