免疫力を高める

乳酸菌の中には多糖体を生産するものがあります。乳酸菌が菌体外に作る多糖体のことを菌体外多糖(EPS)といいますが、1073R-1はこのEPSを多く産出することで知られている乳酸菌です。

EPSの効果としてまず挙げられるのが、NK細胞を活性化させて免疫力を高める働きです。臨床試験では1073R-1の含まれるヨーグルトを摂取すると風邪をひくリスクが4割まで減少しました。

免疫力低下をストップ

人は高齢になるほどT細胞の増殖能力が失われ、免疫力が低下していきます。ところが、健康な高齢者に1073R-1を使用したヨーグルトを食べてもらったところ、T細胞増殖能が有意に上昇し、なおかつNK活性が低かった群では、NK活性の上昇も見られました。

NK細胞は、体の中に侵入してきたウイルスや細菌を最初に攻撃するという、大切な役目を担った細胞です。ウイルスや細菌だけでなく、ガン細胞を破壊する働きもします。

1073R-1はこのNK細胞の働きを活発にし、免疫システムが正常に働くようサポートしてくれる乳酸菌です。

インフルエンザウイルスから体を守る

また1073R-1の作り出すEPSは、インフルエンザ予防にも効果があるとされています。

あらかじめ1073R-1を与えておいたマウスにインフルエンザウイルスを感染させると、与えなかったグループよりも生存率がアップすることが分かっています。

1073R-1を摂取しなかったグループが感染後10日以内に全滅してしまったのに対し、摂取したグループは10日後でも約40%が生存し、その後の生存日数も長くなりました。

また、ウイルスに感染したあとのマウスのNK活性を測定したところ、1073R-1を与えるとNK活性が上昇することも確認されました。

これらのことは、1073R-1が作り出したEPSがNK細胞を活性化して免疫力を高め、インフルエンザウイルスに対しても感染防御効果を発揮したと考えられます。

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