もっとも研究が進んでいる乳酸菌

LGGは、1985年に発見されて以来、世界でもっとも研究の進んでいる乳酸菌です。

人に有益なプロバイオティクスとして30カ国以上で活用され、整腸作用のほか、有害物質や発ガン性物質の生成を減少させる効果があるといわれています。

LGGは優れた耐酸性、耐胆汁性があり、胃酸や胆液に負けずに生きたまま腸に届きます。耐胆汁性では、同じく耐性が強いとされるアシドフィルス菌やカゼイ菌以上で、一般的なビフィズス菌の3倍以上もあります。

そのため、LGG菌の整腸作用は高く、お通じの改善に効果的です。

アトピー性皮膚炎を改善

LGGには抗アレルギー作用があることも多く報告されています。

フィンランドのツルク大学でおこなわれた研究もそのうちのひとつで、本人または家族にアトピー症状の履歴のある妊婦を対象に、アトピー性皮膚炎への効果を調べたものです。

妊婦さんを2つのグループに分け、出産予定日2~4週間前から出産後6か月の期間、片方にはLGGを摂取、もう片方にはプラセボ薬を摂取してもらい、新生児が2歳になるまでアトピー発症状況を観察しました。

その結果、プラセボ・グループから生まれた子どものアトピー性皮膚炎発症率が46%だったのに対し、LGG・グループの発症率は23%でした。実にアトピー発症率が半分にまで抑えられたことになります。

また、すでにアトピー性皮膚炎の症状が出ている幼児に対しても、LGG菌を摂取することで症状が軽減したという報告もあります。

アトピー性皮膚炎というのは、その多くが腸管に炎症が起こり、バリア機能が弱まり有害物質が体内に侵入し、免疫システムが乱れてしまうことが原因です。その結果、かゆみや皮膚炎、発熱、だるさという症状が出てしまうのです。

小腸には全身の免疫細胞の60%が集まっています。LGGは生きて腸に届き、小腸に働きかけ、細胞のバリア機能を活性化させる働きがあります。そのため、免疫機能、アレルギー抑制に効果があるのです。

花粉症の鼻づまりに

もちろん、このLGG菌の持つ腸管バリア機能の作用は、花粉症の予防など他のアレルギー性疾患に関しても期待が持てます。

臨床試験では、LGG菌とTMC0356菌の2つの乳酸菌で調製した発酵乳を花粉症患者に10週間毎日摂取してもらったところ、症状の改善が確認されています。

特に鼻づまりに一定の効果が得られたので、鼻のアレルギー症状に悩む方におすすめです。

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